学校もデイサービスも相談支援専門員も、良い出会いがあるかどうかで、子どもの毎日は大きく変わります。わが家の経験を、わが家の猫2匹と振り返りました。
登場人物

私今の私。落ち着いて振り返る
メロ当時の私の気持ちを代わりに言う
ナッツ読む人の代わりに聞く
※メロとナッツのセリフは、わが家の体験をもとにした創作です。

私
支援先を選ぶとき、わが家はいつも、くじを引いているような気持ちでした。

私
誰かを責めたいのではありません。出会えた方々には、助けられたこともたくさんあります。

私
この記事で伝えたいのは、くじ引きのような状態を少しでも変えるための、一歩目です。
ナッツ
くじ引きって、どういうこと?
頼れる情報は、人から聞く話だけ


私
デイサービスを探そうと役所に行っても、もらえるのは事業所のリストだけでした。
ナッツ
リストだけ? どこが合うかは分からないの?

私
はい。ネットで調べても、地域のデイサービスや相談支援事業所の様子は、なかなか分かりません。

私
ホームページがしっかりしているところも、少ない印象です。
メロ
調べようがないってこと!?

私
結局、頼りになるのは、相談支援専門員やデイサービス、知人から聞く話でした。
メロ
聞ける人がいなかったら、どうすればいいの……。

私
国も、相談窓口が分かれていて、保護者はどこに相談すればよいか分かりにくい、と認めています。

私
2018年に、文部科学省と厚生労働省が自治体に出した通知です。親のせいではなく、仕組みの問題なんです。
学校もデイサービスも、出会う人で大きく変わる


私
息子は小学校のころ、特別支援学級に通っていました。いちばん荒れていた時期です。

私
先生は親切でした。ただ、息子の扱いには困っていたと思います。
ナッツ
先生も困っていたんだね。

私
障害のある子への理解の深さは、先生によって違います。

私
担任は1年間続きます。合わないと、その1年の影響はとても大きいんです。デイサービスも同じです。

私
あのころは、妻も疲れ切っていました。
メロ
親だけじゃ、どうにもならないよ!

私
学校とデイサービスは、連絡を取り合ってくれていました。それでも、連携だけでは足りないと感じています。
ナッツ
ほかに、何が要るの?

私
子どもを理解するための、専門の知識です。

私
そういう対応ができる環境は、まだ少ないのかもしれません。これは、私の個人的な見方です。
今ならこう選ぶ。でも、見つけ方は今も分からない


私
中学からは特別支援学校に移り、息子はとても落ち着きました。

私
デイサービスも、中学から通い始めた2か所は、どちらも良い出会いでした。
ナッツ
どうやって見つけたの?

私
同じころに出会った相談支援専門員のおかげです。デイサービスは、必ず見学から始めました。
ナッツ
その相談支援専門員って、前の記事の方?

私
はい。途中から歯車がかみ合わなくなりましたが、当時はとても助かりました。

私
今なら、学校は最初から特別支援学校を、デイサービスは今のところを選びます。

私
ただ、どうすれば最初から見つけられたのかは、今も分かりません。

私
見学して、試してみるしかないのが現状です。
メロ
結局、運しだいなの……?
くじ引きを変える一歩目は、相談支援専門員との出会い


私
振り返ると、良い出会いのきっかけは、いつも相談支援専門員でした。

私
中学からのデイサービスも、今の相談支援専門員も、人から人へのつながりで出会えました。
ナッツ
相談支援専門員が、入口なんだね。

私
はい。だから一歩目は、信頼できる相談支援専門員と出会い、関係をつくることだと思っています。

私
合わないと感じたら、変えてもかまいません。事業所は、市町村に届け出れば変えられます。

私
変え方や探し方は、前の記事に書きました。
ナッツ
くじ引きでも、引き方は工夫できるんだね。
まとめ
くじを少しでも当てやすくするために
支援先の探し方に、正解はありません。わが家が今ならこうする、という一覧です。
信頼できる相談支援専門員と出会う
通っている事業所、知人、市町村の窓口など
学校やデイサービスの情報の入口になる。合わないと感じたら、事業所は市町村に届け出て変えられる。
変え方と探し方は、前の記事に書きました。
デイサービスは、見学から
気になるデイサービス
実際の様子を見て、子どもに合いそうかを確かめる。
必ず見学から始めました。
情報は、人から聞く
相談支援専門員、通っている事業所、知人
役所でもらえるのは事業所のリストが中心で、ネットで分かることも多くない。合うかどうかは、人から聞く話が頼りになる。
家庭・学校・デイサービスで、子どもの理解をそろえる
学校、デイサービス、相談支援専門員
連絡を取り合うだけでなく、子どもの特性や接し方を伝え合う。
制度の根拠(2026年10月時点。手続きや窓口は、お住まいの自治体にご確認ください)
- 文部科学省・厚生労働省「教育と福祉の一層の連携等の推進について(通知)」(平成30年5月24日)。相談窓口が分散し、保護者に分かりにくいことを認め、自治体に相談窓口の整理や保護者向けハンドブックの作成などを求めている
- 厚生労働省「計画相談支援・障害児相談支援依頼(変更)届出書」の様式例(相談支援事業所を変えるときの届け出)